陳惠媛検事(中央)と朴元淳元ソウル市長(右)(画像提供:wowkorea)
陳惠媛検事(中央)と朴元淳元ソウル市長(右)(画像提供:wowkorea)
故パク・ウォンスン(朴元淳)元ソウル市長によるセクハラ事件被害者に対する‘2次加害’で批判を受けたチン・ヘウォン(陳惠媛)スウォン(水原)地検アンサン(安山)支庁副部長検事(47)が懲戒処分を受けた。

法務部検事懲戒委員会は24日に会議を開き、陳検事に対し停職1か月を議決したことが26日、明らかになった。

陳検事は2020年7月、朴元市長の秘書に対するセクハラ問題が浮上した直後、朴元市長と並んで腕を組んだ写真をSNSに掲載し「自首する。腕組みをする方法で成人男性にわいせつな行為をした」と書き、被害者をあざ笑ったという批判を受けた。

これを受け、韓国女性弁護士会は、SNSを通じて被害者をあざ笑った陳検事を加害者と見て、当該行為は検事懲戒の事由に該当するとして、最高検察庁に懲戒を要請した。これを受け、最高検察庁監察部は1年ほどの審議の末、昨年8月、陳検事に対して停職の懲戒が必要だと見て、法務部に懲戒を請求した。

陳検事は昨年4月の再補欠選挙を控え、SNSに野党陣営候補などを非難した嫌疑(国家公務員法・公職選挙法違反)でも起訴された。現在、ソウル西部地裁で裁判が行われている。

陳検事が問題を起こして懲戒を受けたのは今回が初めてではない。陳検事は2017年3月、被疑者について取り調べを行っていたところ、インターネット上の四柱推命プログラムに被疑者の生年月日を入力した後、結果を見せながら不適切な言動を行い、2019年4月に譴責(けんせき)の懲戒を受けた。陳検事は当時「弁護士は四柱上、何の助けもできないので、一緒に仕事をするな」という趣旨の発言をしていたという。

Copyright(C) herald wowkorea.jp 83