北朝鮮から韓国に亡命した外交官出身の韓国次期与党“国民の力”の太永浩議員(画像提供:wowkorea)
北朝鮮から韓国に亡命した外交官出身の韓国次期与党“国民の力”の太永浩議員(画像提供:wowkorea)
北朝鮮の国営“朝鮮中央通信”が「きのう(24日)キム・ジョンウン(金正恩)総書記の指導の下、新型ICBM(大陸間弾道ミサイル)の試験発射を行なった」と報道したことについて、北朝鮮から韓国に亡命した外交官出身の韓国次期与党“国民の力”のテ・ヨンホ(太永浩)議員はきょう(25日)「ユン・ソギョル(尹錫悦)次期政権を最初から手なずけようとしたものだ」と分析した。

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テ議員はこの日、フェイスブックを通じて「キム総書記の意図は明白だ」として、先のように伝えた。

テ議員は「ウクライナ事態により激化した米露対決と米中対立などを利用して、“核武力の現代化”を公にして迫ることで米国に圧力を加え、ユン政権を手なずけようとしたものだ」とし「北朝鮮の挑発に引っかかって我々内部が分裂し、ユン政権が就任開始から動揺することになれば、今後5年間は暗澹(あんたん)とし、その被害は国民と経済に及ぶだろう」と分析した。

またテ議員は「前日キム総書記は、新型ICBM試験発射に関する自筆の命令書を伝達し、みずから発射現場まで直接出向き『長期戦に備えよ』と指示した」と説明し「キム総書記には核を放棄する考えは全くなく、“ショー”を通して対北制裁だけを解除しようとしている」とし「しかし現政府は、文大統領までが乗り出して『キム総書記には、非核化の意志が明確にある』と言って、国際共同体に対して対北制裁緩和を訴えていた。文政権が5年間騒いでいた “朝鮮半島平和プロセス”は破綻した」と主張した。

つづけて「わが国民は、空虚な対北政策と安保危機をきれいにラッピングして国内政治に利用すればどのような結果になるのかを、その目ではっきりと見てきた」と付け加えた。

さらにテ議員は、文大統領に対し「ユン政権が今後5年間、南北関係を主導できるよう、力を合わせなければならない」と求めた。

テ議員は「文大統領は国民と国のために、次期政権が任期開始から南北関係において主導権をとることができるよう、金正恩政権が南北関係の主導権は自分たちにあると誤判しないよう、大統領府移転などの問題を前向きに処理し新政府に力添えしてくださることをお願いする」と伝えた。

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