黄海上の北方限界線(NLL)をめぐる論議が続くなか、北朝鮮が2001年以降に135回にわたりNLLを侵犯していたことが分かった。合同参謀本部が14日に国会統一が移行通商委員会所属議員に提出した資料「南北間信頼構築失敗事例」により明らかになった。
 このうち警備艇による侵犯は65回、漁船による侵犯が37回だった。年度別では、2001年が20回(警備艇12・漁船3・その他5)、2002年が19回(同15・2・2)、2003年が21回(4・14・2)、2004年が19回(9・4・6)、2005年が14回(7・4・3)、昨年は21回(11・5・5)。今年は9月現在で、2001年以来最多の21回(6・5・10)を記録している。

 対応内訳をみると、軍事衝突が発生した2002年以前には、北朝鮮側の侵犯に韓国が対応を取った事例は1件もなかったが、2003年と2004年には警告射撃など強硬対応をしている。2005年以降は再び警告通信手段を取るだけとなっている。

 このほかの北朝鮮による領土侵攻事例は、1997年7月の軍事境界線の越境、2001年11月の朝鮮人民軍兵士らによる韓国軍防衛哨所射撃の2件。領空侵攻は2003年2月に北朝鮮のジェット戦闘機1機が黄海上韓国領空を侵犯した1件。


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