トルコを訪問した金首相、世界最長の吊り橋「チャナッカレ大橋」の開通式に参加=韓国報道(画像提供:wowkorea)
トルコを訪問した金首相、世界最長の吊り橋「チャナッカレ大橋」の開通式に参加=韓国報道(画像提供:wowkorea)
トルコを訪問中の韓国のキム・ブギョム(金富謙)首相が、韓国企業が建設に参加した世界最長の吊り橋の開通式に出席した。

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首相室によると19日、金首相は18日午後、世界最長の吊り橋であるチャナッカレ大橋の開通式に、トルコのエルドアン大統領の招待で出席した。開通式には金首相をはじめチェ・ジョンゴン外交部第1次官、ユン・ソンウォン国土交通部第1次官、パク・ジンギュ産業通商資源部第1次官、ユン・ソンウク国務第2次長、イ・ウォンイク駐トルコ大使らが出席した。

トルコ北西部に建設されたチャナッカレ大橋は、欧州とアジアをつなぐ世界最長の吊り橋で、国内企業のDLイーアンドシーとSKエコプラントがトルコ企業とともに約5年余りかけて建設した。総事業費は31億ユーロ(約4000億円)に上る。チャナッカレ大橋の長さ(主塔間の距離)は、日本の明石海峡大橋の1991メートルを越える2023メートルに達する。

首相室は「韓国企業が施工だけでなく企画、金融、運営まで担当し、高付加価値を創出する先進国型プロジェクトであり、鋼板・ケーブル・資材などを韓国企業が供給する、建設・インフラ共生協力の模範的事例を提示したと評価されている」と伝えた。

金首相はこの日の祝辞で「チャナッカレ大橋は両国が長い信頼をベースに成し遂げたインフラ協力の記念碑」と述べ、海峡の強い流れと新型コロナウィルスのパンデミックという厳しい状況のなかでも早期完工を成し遂げた両国の企業と現場、政府関係者たちを激励し開通を祝った。

金首相は開通式への出席とともにエルドアン大統領と会談し、ムン・ジェイン(文在寅)大統領の親書を伝え、国交樹立65周年と戦略的パートナー関係樹立10周年について意見を交わした。金首相は高速道路、高速鉄道、海底トンネルなどトルコ国内の大規模インフラ事業に韓国企業が参加できるよう、トルコ政府の関心と支援を要請した。

エルドアン大統領は「チャナッカレ大橋が両国の友好関係の象徴になった」と述べ、「両国がインフラだけでなく、製造業及び防衛産業分野でも協力を強化し、第三国への共同進出なども模索できることを希望する」と伝えた。また昨年、トルコの大規模山火事被害を支援するための韓国国民からの苗木寄付にも感謝の意を示したと首相室は伝えた。

一方、首相室は「金首相はウクライナ問題解決に向けたトルコの積極的な仲裁努力を評価し、エルドアン大統領は朝鮮半島の平和プロセス政策に対する積極的支持を再度強調した」と付け加えた。
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