腹部を撃たれても最後まで戦った 「ウクライナ12人兄弟の母親」(画像提供:wowkorea)
腹部を撃たれても最後まで戦った 「ウクライナ12人兄弟の母親」(画像提供:wowkorea)
ロシアの侵攻で、12人の子どもを持つウクライナ人の母親が最前線で戦って戦死するという残念なニュースが伝わった。

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 16日(現地時間)、デイリーメールやザ・サンなどの英国メディアによると、今月3日、ウクライナ南部のドネツクとザポリジャ間の国境で銃撃戦を繰り広げていた40代女性、オルガ・セミディアノバさんは、腹部を撃たれた。致命的な傷を負ったオルガさんは死亡した。

 オルガさんが死亡して2週間近く経ったが、家族はまだ遺体を収拾できずにいる。彼女が死亡した地域では依然として戦闘が続いているからだ。

 娘ジュリアは「母は最後まで兵士を救うために頑張った。母親が死亡した場所の写真を受け取ったが、まだ戦闘中であるため、母親の葬儀は行えずにいる」と話した。

 ウクライナのメディア、キイウ・インディペンデントによると、2014年から軍服務をしてきたオルガは、12人の子どもを愛情を込めて育ててきたが、このうち6人は保育園で養子縁組した子どもだという。

 彼女は「ママヒーロー(Mother heroine)」という称号を受けたこともあった。これは5人以上の子供を持つ母親に与えられる称号だ。

 残念なニュースに、ウクライナ政府と国民は哀悼を送っている。

 ネットユーザーたちは「こんな方が戦っていたなんて悲劇だ」「真の英雄」「尊敬する」「一瞬にして母親を亡くした12人の兄弟…子供の心の傷はどうする?」などという反応を見せた。
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