◇日本全域で揺れ…津波警報、首都圏で停電などの事故が相次ぐ
17日付けの日本経済新聞などによると、前日午後11時36分ごろ、福島県沖でマグニチュード7.3の強震が発生した。気象庁によると震源は牡鹿半島南南東60キロ付近で、深さは約60キロだ。マグニチュード7~8の地震は160キロ以上、数百キロ以下の広い地域に深刻な被害を与える可能性がある。2011年の東日本大震災時の最大マグニチュード規模は9.1だった。
今回の地震で宮城県と福島県では震度6強の揺れが、東京都内では震度4の揺れがそれぞれ観測された。東京都内では2~3分ほど建物が大きく揺れた。このほか、大阪府など関西地域でも揺れが感知されたと日本のマスコミは報じた。
地震発生後、宮城県石巻港では30センチ、仙台港では20センチ規模の津波がそれぞれ観測され、最大1メートルの津波注意報が発令された。これらの地域に津波注意報が発令されたのは昨年3月20日に宮城県沖でマグニチュード6.9の地震が発生して以降、約1年ぶりのことだ。津波注意報は17日(きょう)午前5時ごろに解除された。
また、宮城県と福島県で消防署などに相次ぐ救急要請の通報があり、負傷者は病院に搬送された。岩手県、秋田県、山形県などでも負傷者が多く発生した。NHKは独自の集計に基づいて、17日午前9時基準で2人が死亡し、少なくとも126人が負傷したと報じた。その後、ジャパンタイムズは少なくとも4人が死亡し、140人以上が負傷したと伝えた。
東京都などを含む首都圏および東北地域では大規模な停電も発生した。
◇福島原発の冷却が一時中断、新幹線は脱線し、道路はひび割れ
原子力規制委員会によると、福島第2原子力発電所の1号機と3号機で使用済み燃料水槽の冷却ポンプが一時停止した。現在はすべて復旧された状態だ。また、福島第1原発5号機で火災警報機が鳴ったが、実際には火災は発生しなかったと原子力規制委員会側は説明した。
電車の運行と車両の通行にも支障が生じた。JR東日本は、福島-白石蔵王間を走っていた東北新幹線下り17車両のうち、16車両が脱線したと発表した。新幹線には約80人が乗車していたが、人命被害はなかった。JR東日本はこの日、脱線によって一部区間で新幹線の運行が中断されており、いつ再開されるかは不明だと発表した。
松野博一官房長官は「最初の地震発生から二日間はたびたび大規模な余震が発生するため、倒壊した建物やその他の危険な場所から遠く離れていなければならない」とし、「これから1週間程度、最大で震度6程度の余震に注意しなければならない」と呼びかけた。
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