確実に違った。目を大きく見開き、こちらの問いかけに「はい」や「いいえ」に少しつけ加えた答えを返す女優たちとは違っていた。1つの質問を投げると、2つの質問が戻ってきた。最近、ソウル鐘路区(チョンノグ)のカフェで出会った彼女には、あえて美しく見せようとする努力などは、生まれた時からなかったように見えた。
パク・チニ の最新ニュースまとめ
女優パク・チニには、同年代の女優たちとは異なるエネルギーと自由奔放さが感じられた。
<b>パク・チニは洗練されている?</b>
パク・チニの深く涼しげな眼差しと鼻筋のとおった鼻、キュッと噛みしめた唇は、確実にスキがなく、都会的という印象を与える。<第12回釜山(プサン)国際映画祭>をはじめ、各種授賞式で彼女が見せた大胆なドレスのせいなのか、彼女をファッションリーダーに選ぶ人もいる。
「私、とってもB型なんです。関心がないものは、全く気にもとめません。例えば?ショッピング。そしてトレンド。関心を持とうとしたけど、ダメなんです。私は普段、マネージャーまでが“一緒に歩くのが恥ずかしい”というくらいです」
ただ、スタイリストが決めてくれる服をチェックする程度だ。普段はメイクもしないでトレーニングウェアで歩きまわり、近頃はスタイリストに服を買ってきてくれと頼んでいる。
パク・チニが女優以外にやりたいことは何だろうか。彼女はすぐに「大工です!」と答えた。女優が口にするには本当に珍しい職業だが、パク・チニは屈しない。
「子供もそうじゃないですか。大統領になりたいって。そんなもんです。だけど、どうして大工かって?木と一緒にいて、木の香りをかぎながら何かを作るというのが素敵だからです。木を切る感覚もです。実際にやってみたことはありませんけど。漠然とした夢です。はっきりとしているのは、私は都会的な人間ではないということです」
<b>パク・チニは愛の前でクール?</b>
パク・チニは2年前、理想のタイプを「カン・ホドン(コメディアン)のような男性」と告白するなど、独特な一面を見せてきた。彼女は、「愛は、辛いことの方が多い」という。
「愛は、耐えなくてはならない時も多いし、辛いことが沢山あると思います。最近は、愛は両面的だと考えています。私がすっかりハマッて、初めてDVDまで買って見たドラマが、『恋愛時代』です。恋をし始めた時にはときめきと不安のせいで、恋している間は自分が自分じゃないようで、別れたら胸が痛くて辛いというセリフがあります。それなら、いつになったら私たちは幸せをつかむんだろう、という…。
男性がもう少しだけ優しくしてくれたいいのに、なんでそれができないのかわかりません(笑)」
<b>パク・チニは演技の“名手”? </b>
演技に対する彼女の姿勢を見ると“名手”みたいだという思いが浮かぶ。
SBSドラマ『帰っておいで、スネさん』では図々しい30代の中年女性役を演じきり、ドラマ『銭の戦争』、映画『出会いの広場』などで、パク・チニは彼女だけが持つ“色”を出し、魅力を発揮している。
意外にも、最新作となった映画『宮女』は、彼女にとって初めての時代劇であり、女優生活10年目にして務める初のワントップ映画だ。
パク・チニは「時代劇に意欲がなかったわけでもないけど、これまでは不安だったんです。悲しみを感じても、違った感じにしないとならないので。『宮女』は映画なので、話し合いながら撮る時間があって一息つけました」と打ち明けた。
パク・チニは同映画に、内医女(宮中で使われた医薬を担当した官庁で働く女性)チョンリョンとして登場するため、漢方医にはりの打ち方や、顔や目つきを見て診察する方法などを学んだ。パク・チニが演技で最も主眼を置いた部分は、チョンリョンが子供を産んだという過去が、謎の殺人事件を暴く原動力になることを、観客に不自然に思わせないという点だ。
パク・チニにもチョンリョンと同じような、堂々とした面があるのだろうか。パク・チニの答えは「YES!」。「私の人生に対する方式は、始める前にできそうだと思ったら、前後を考えずに突っ走ります。ダメだったら未練を持ちません。やるならしっかりやって、中途半端になるならやらない。何事も楽しくやろう!」
Copyrights(C)Sportshankook & etimes Syndicate & wowkorea.jp
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