北朝鮮、今週中にもICBM発射か…「兆候あり」＝韓国報道

北朝鮮が新型大陸間弾道ミサイル（ICBM）火星17型の試験発射を間近に控えていると韓国メディアが伝えている。

　韓国メディア「news1」は14日、北朝鮮が来る5月10日の韓国新政府発足の前後に核実験およびICBM試験発射「モラトリアム（政府による一時停止や猶予、またその期間を意味する）」を公式解除するとの観測が提起されていると報じた。

　米韓国防部（部は省に相当）と日本防衛省は、北朝鮮が先月27日と今月5日に実施した弾道ミサイル発射が「新型ICBM（火星17型）の最大射程距離試験発射を前に実施した性能評価」との分析結果を11日に公開した。

　北朝鮮は、これら2度のミサイル発射を「偵察衛星開発試験」と主張しているが、米韓軍事当局は「北朝鮮が衛星発射を偽装したICBM挑発を強行する可能性が高い」と見ている。