韓国電子通信研究院(ETRI)が世界で初めて3Gbps級第4世代低速移動用無線伝送システムを開発した。ETRIは第2世代のCDMA(符号分割多重接続)、第3.5世代のワイブロ(携帯インターネット)、地上波デジタルモバイル放送でも世界初の基本技術を確保しており、今回の開発はそれに次ぐ快挙となった。
 ETRIは第4世代移動通信(IMT-Advanced)の停止または低速(時速3キロメートル)移動の際、最低国際要求規格の1Gbpsより3倍早い3.6Gbpsの伝送速度を実現させ、低速移動用無線伝送システム(NoLA)を世界で初めて開発した。この技術を使うと、現在100Mbpsの光LANで1分程度かかる映画1本分の動画のダウンロードが数秒でできるほか、数十分かかる5ギガバイト級のデータも10秒余りでダウンロードできるようになる。11日に行われた試演会では、HD級動画80チャンネルを同時に伝送しFTPサービスを使い数ギガバイトの高容量ストリーミングデータを数秒で高速伝送する技術が公開された。

 今回開発されたシステムは、国際電気通信連合(ITU)の次世代無線伝送の最も核心的な技術で、世界的にも競争が激しいだけでなく、欧州、米国、日本などでも1Gbps程度のシステム開発にとどまっている。このため韓国のシステムは先進国より少なくとも1年以上、最大で3年ほど先行する基本技術と評価される。


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