ロモン の最新ニュースまとめ
新しい大統領の役割は重大だ。内憂外患の危機に瀕している大韓民国をグレードアップしなければならない。コロナ事態の長期化による後遺症の克服が急がれる。雇用を創出できていない低成長も難題だ。地域・理念・労使対立に加えて世代・ジェンダーの葛藤まで深刻になった。不動産の暴騰と両極化の深化も放置できないレベルだ。国外の状況はさらに厳しい。米中覇権競争に加え、ウクライナ事態によるグローバル新冷戦という変数が加わった。こじれた日韓関係と危なっかしい南北関係を立て直すソロモンの知恵も必要だ。
与野党は9日午前0時、第20代大統領選挙の公式選挙運動を終えた。もはや国民の選択だけが残っている状態だ。投票箱のふたを開けるまでは状況は予測不可能だ。与野党はそれぞれ「民主政府第4期発足」と「圧倒的な政権交代」を叫び、大統領選挙での勝利を確信している。
第20代大統領選挙は、歴代の大統領選挙とは比較にならないほど混濁し、政策とビジョンの競争は失踪した。「ネガティブの、ネガティブによる、ネガティブ選挙」に他ならなかった。 与野党の候補はお互いを「相手が当選すれば国が滅びる」とし、泥沼暴露戦が続いた。
賢明な有権者は歴代級の投票率で対抗した。今月4日と5日の2日間実施された事前投票率は36.93%だった。事前投票導入以来、最も高い投票率だ。9日の本投票で投票熱気が続けば、最終投票率は80%を上回る可能性がある。97年の第15代大統領選挙以来25年ぶりの記録となる。大韓民国憲法第1条2項には「大韓民国の主権は国民にあり、すべての権力は国民から生まれる」と明示されている。今日は有権者が主人になる日だ。
ポピュリズムを掲げず、税金を節約する候補は誰なのか、公正を回復する候補は誰なのか、対立から脱して与野党のガバナンスと国民統合を導く候補は誰なのか、古い理念から脱して国益中心の実用外交を実現する候補は誰なのかをよく見極め、貴重な一票を投じることだ重要だ。
大統領選挙の本投票は、9日午前6時から午後6時まで、全国1万4464か所の投票所で行われる。コロナ感染・隔離有権者は午後6時から午後7時30分まで投票可能だ。第20代大統領選挙の当選者は10日未明に明らかになる見通しだ。
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