同日のロイター通信によると、ラファエル・グロッシー事務総長は、同日のIAEA理事会において「北朝鮮が寧辺の核施設で5メガワットの原子炉を稼動させた兆候がある」とし、「昨年8月に開催された理事会と総会での報告以降、私たちは北朝鮮の核プログラムを監視してきた」と語った。しかし、彼は「2021年7月上旬以降、放射化学実験室が稼動された兆候は見られなかった」とも語った。
グロッシー事務総長は「寧辺の核施設で、付属の建物を建設するなどの動向を観察している」とし、「しかし、(建設)の目的を把握することはできなかった」と説明した。
寧辺の核施設は、北朝鮮が核兵器開発プログラムに使用する中心的な施設の1つである。このうち、5メガワットの原子炉は使用済みの燃料棒を製造する施設であり、放射化学実験室は使用済み燃料棒からプルトニウムを抽出する施設である。
これに先立ち、米国の北朝鮮専門メディア「38ノース」も、北朝鮮が寧辺の核施設を稼動させ、拡張作業を継続して行なっていると報じた。同時に「(衛星写真では)北朝鮮が核兵器の製造に必要なプルトニウムと濃縮ウラニウムなどの核物質を生産し続けていることを示唆している」と説明した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 110