ソウル大学病院の労働組合が10日午前7時、ソウル鍾路区蓮建洞のソウル大学病院と銅雀区新大方洞の市立ポラメ病院でストライキに突入した。労使は同日午前6時まで夜を徹して交渉を行ったが、年俸制やチーム制の導入など構造調整問題で意見の溝が狭まらず、妥結に至らなかった。
 労組側は救急治療室や重患者室などに最小限のスタッフだけを配置し全面ストを行い、午前10時に組合員の決意を固める集会を開いた。これに対し病院側は、同日午前から代替スタッフを投入するとともに非組合員を中心に勤務体制を組み、医療の空白や患者の不便を最小限に抑える方針だ。

 労使は5月からこれまで32回にわたり団体交渉を続けてきた。労組が今月はじめにスト賛否投票を実施したところ、組合員2117人のうち1671人が投票し、83.2%がストに賛成した。


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