1日当たりの新規感染者数は、2日に21万人を超えて過去最多を記録し、3日には20万人を下回ったが1日で再び急増に転じた。1週間前の先月25日(16万5889人)に比べると約1.6倍、2週間前の先月18日(10万9820人)比では約2.4倍となった。
防疫当局は、大統領選投票日の9日には新規感染者数が23万人以上に上ると予測していたが、急速な感染拡大で早くも予想を大幅に上回った。当局は、複数の研究機関の予測結果を総合すると今月中旬ごろに1日当たりの新規感染者数が35万人まで増える可能性があるとの見通しを示している。
このような中、政府の感染対策「社会的距離の確保」が緩和され、5日から飲食店やカフェなどの施設の時短営業が午後11時までに1時間延長される。小中高校の新学期が始まったのに加え、営業規制の緩和により流行の規模は当分の間拡大を続けるとみられる。
感染者数の増加に伴い、重篤・重症患者も急速に増加している。この日発表された重症者数は797人で、5日連続で700人を上回った。
この日午前0時時点の重症者用の病床使用率は全国で50.5%で、前日からは0.2ポイント下落したものの依然として50%を超えている。首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)の使用率は46.2%、首都圏以外は60.6%。
在宅治療(自宅療養)中の人は前日から6万8530人増え、92万5662人と90万人を上回った。
新規感染者のうち市中感染者は26万6771人で、地域別では京畿道が7万6722人、ソウル市が5万9269人、仁川市が1万6681人と首都圏が15万2672人(57.2%)だった。首都圏以外の地域は11万4099人。海外からの入国者の新規感染は82人だった。
Copyright 2022YONHAPNEWS. All rights reserved. 40