南西部・光州市の全南大コンベンションセンターで、期日前投票所の設置作業が行われている=3日、光州(聯合ニュース)
南西部・光州市の全南大コンベンションセンターで、期日前投票所の設置作業が行われている=3日、光州(聯合ニュース)
◇大統領選 野党候補一本化で構図急変 大統領選を6日後に控えた3日、保守系最大野党「国民の力」候補の尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長と中道系野党「国民の党」候補の安哲秀(アン・チョルス)党代表が尹氏への候補一本化で合意した。これにより大接戦が続く選挙戦の構図が再び揺らいでいる。期日前投票開始を翌日に控え、この日から選挙に関連する世論調査結果の公表が禁止された。選挙の構図は、これまでの尹氏、安氏、革新系与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)前京畿道知事、革新系野党「正義党」の沈相ジョン(シム・サンジョン)元代表の主要4候補の対決から、事実上、尹氏と李氏の1対1の対決に変わり、有権者の判断にどのような影響を与えるか見極めるのが難しい展開となっている。◇安氏 選管委に候補辞退を届け出 大統領選(3月9日投開票)で、「国民の力」候補の尹錫悦氏との候補一本化に合意した「国民の党」候補、安哲秀氏が3日、中央選挙管理委員会に候補辞退書を提出した。国民の党は「安候補が午後0時半に辞退書を中央選管委に提出した」と発表した。安氏は同日午前8時ごろ、尹氏とともに記者会見を行い、候補一本化に合意したことを発表。尹氏支持を宣言し、大統領選候補から退くと表明した。◇新型コロナ防疫対策の調整「幅広く意見聴取」 政府 政府が現行の新型コロナウイルス防疫対策「社会的距離の確保」の緩和に向けた調整を検討しているが、今のところ調整案の内容や発表の時期は決まっていない。政府の中央事故収拾本部の孫映レ(ソン・ヨンレ)社会戦略班長は3日の会見で「日常回復支援委員会と傘下の防疫医療分科委員会、中央官庁、地方自治体などを通じて幅広く意見聴取を行っている。(最終)意思決定はそのあとに行われるため、今のところ(調整案について)説明する内容はない」と述べた。また、「具体的な内容が決まっていないため、発表の時期も未定だ」とし、4日午前11時に予定通り中央災難(災害)安全対策本部の会見が行われるが、調整案に関する内容が含まれるかどうかも決まっていないと話した。◇ソウル市 マンションの「35階以下」制限撤廃へ ソウル市の呉世勲(オ・セフン)市長は3日、ここ8年にわたり市内のマンションに適用されてきた35階以下という階数制限の廃止などを盛り込んだ「2040ソウル都市基本計画」を発表した。マンション建て替えの障害となっていた制限がなくなることで、今後は超高層マンションが続々と登場し、都市整備事業にも弾みがつく見通しだ。都市基本計画は国土の計画および利用に関する法律に基づく最上位の法定計画で、各種都市計画の指針となる。呉氏が就任後初めて策定・発表する長期総合計画だ。
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