「2040ソウル都市基本計画」を発表する呉市長(共同取材)=3日、ソウル(聯合ニュース)
「2040ソウル都市基本計画」を発表する呉市長(共同取材)=3日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウル市の呉世勲(オ・セフン)市長は3日、ここ8年にわたり市内のマンションに適用されてきた35階以下という階数制限の廃止などを盛り込んだ「2040ソウル都市基本計画」を発表した。マンション建て替えの障害となっていた制限がなくなることで、今後は超高層マンションが続々と登場し、都市整備事業にも弾みがつく見通しだ。

オ・セフン の最新ニュースまとめ

 35階以下の階数制限は、故朴元淳(パク・ウォンスン)前市長時代の2014年に策定された「2030ソウル都市基本計画」に盛り込まれた。市はこうした規制が市内を流れる漢江沿いなどに画一的なスカイラインをもたらしたと判断し、2040計画では廃止を決めた。

 呉氏は2040計画で、汝矣島や二村、狎鴎亭などの漢江沿いでの大規模整備事業について、漢江と一体化した都市空間として造成する方針を明らかにした。これにより、漢江エリアをビジネス、商業、観光の中心とする考えだ。

 また、都心機能の高度化を図るため、中心部の世運地区を新産業の拠点として育成する計画も提示した。市は都心の緑地軸は生かしながら、世運商店街一帯にイノベーションの拠点を設け、地上と地下に立体複合空間を造成する計画だ。


Copyright 2022YONHAPNEWS. All rights reserved. 40