特殊活動費公開判決不服とし控訴　韓国大統領府

【ソウル聯合ニュース】韓国の青瓦台（大統領府）高官は２日、ソウル行政裁判所が青瓦台の特殊活動費の支出内訳や文在寅（ムン・ジェイン）大統領夫人の金正淑（キム・ジョンスク）氏の儀典費用などを公開するよう命じた判決を不服として控訴したことを明らかにした。　同高官は「国民の知る権利と情報公開制度の趣旨、公開される場合に公益を損ねる可能性があることなどを総合的に判断し、控訴を決めた」と述べた。　ソウル行政裁判所は先月１０日、市民団体の納税者連盟が大統領秘書室長を相手取り情報公開拒否処分の取り消しを求めた訴訟で、原告の訴えを一部認め、特別活動費の支出決議書と運営指針、金氏の儀典費用関連予算の計上金額と日付別の支出内容などを公開するよう言い渡した。　同裁判所は「（情報公開が）国の重大な利益を害する恐れがあるか、公正な業務遂行に著しい支障をもたらす恐れがあるとはいえない」と判決の理由を述べた。