ソウル・江南にある総合展示場のCOEXは8日、外国人1万8000人余りの訪韓が見込まれる超大型国際会議の招致に成功したことを明らかにした。アルゼンチン・ブエノスアイレスで開かれた第21回世界皮膚科学会総会で、2011年5月の次回学会開催地について5日に決戦投票を実施した結果、ソウルが105票で、ローマ(72票)とロンドン(26票)を大差をつけて招致を決めた。
 世界皮膚科学会は世界10大国際会議の一つで、世界皮膚科総会とともに4年に1度、世界の主要都市で開催される。皮膚科分野の最新研究動向を分析し専門家が情報交換する、交流の場となる。

 次回学会には、世界の皮膚科医や教授ら医療分野の専門家1万人余りに同伴する家族まで含め、1万8000人以上の外国人が訪韓する見通しだ。COEXでは同伴者を含む出席者が、宿泊費や観光、ショッピングなど韓国に直接落とす費用は646億ウォン(約83億円)に達し、外貨獲得効果は1500ccの自動車6000台分の輸出に相当すると推定している。会場レンタル料や税収徴収などまで考えると、会議開催が韓国経済にもたらす波及効果は最低で2456億ウォン、これによる雇用効果も1万9893人と見込まれる。

 COEXは学会招致を目指し、2002年にソウル市と韓国観光公社、ソウルコンベンションビューローなどとともに大韓皮膚研究学会に招致組織委員会を設立し、官民共同のマーケティング活動に取り組んできた。


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