小公洞、江南駅、永登浦駅などソウル市内の地下商店街が、店舗の大型化や空気質を改善などを通じ、デパート並みのレベルにアップグレードされる見通しだ。ソウル市関係者が8日に明らかにした。このため下半期に約5億ウォン(約6392万円)の予算を投じ、ソウル施設公団が関連研究を実施する。
 民間資本で建設された地下商店街は、企業が収益性を確保するため店舗を小型化していることから、デパートや大型スーパーに押され競争力を失っている。市はまず、2009年以降に改修・補修工事に入る江南駅、江南ターミナル1、2、3区域、永登浦駅の地下商店街について、工事の際に売り場面積を広げ、店舗を衣類や雑貨など品目別に分類し配置する方針だ。また、地下商店街別、区域別に主業種を定め専門商店街に育成する計画で、テストケースとして現在空き店舗が50%程度を占める新堂地下商店街は商店街全体を民間に委託し、活魚販売市場を造成する。

 市はあわせて、地下商店街の空気質改善に取り組む。2005年には1立方メートル当たり82.7マイクロメートルだった微粒子濃度を、2010年までに50.0マイクロメートルに抑える方針だ。商店街内の空気清浄機増設、空気質自動測定システムの構築を計画しているほか、2009年からは空気質悪化や火災の危険がある業種の入店を規制する。

 このほか、地下商店街へのアクセス向上を図るため、近隣建築物との連結通路を現在の43か所からさらに10か所増やしていく方針だ。


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