LG、グーグルなどと提携し超巨大AIのエコシステムを主導へ＝韓国報道

LG AI研究院は22日、韓国内外の13社からなる「エキスパートAIアライアンス（Expert AI Alliance）」を発足させ、超巨大人工知能（AI）エコシステムの世界的な拡大に乗り出すと発表した。

参加するのは米グーグル、ウリ銀行、ストックフォトサービスを提供する米シャッターストック、オランダの出版社であるエルゼビア、韓国教育放送公社（EBS）、コリョ（高麗）大学医療院、ハニャン（漢陽）大学病院、メタバースサービスを提供する韓国のVAコーポレーション、LG電子、LG化学、LGユープラス、LG CNSとなる。

LGが同アライアンスを結成したのは、これらの企業の技術力を活用し、ともに多様なビジネスモデルを作り出すためだ。

LG AI研究院は、コーディングの知識がない、もしくはAI開発者でなくとも、LGの超巨大AIである「エクサワン（EXAONE）」をウェブ上で簡単に活用できるプラットフォーム「エクサワン・プレイグラウンド」を下半期に運用開始し、超巨大AIの大衆化をリードしたい考えだ。

また同研究院は「グーグルクラウド」のマシーンラーニング用ハードウェア「クラウドTPU」を導入した。LGは「クラウドTPU」を活用してAIモデルの学習にかかる時間を短縮する一方、グーグルも超巨大AIに特化したクラウドサービスを開発する。両社は「エクサワン」の学習モデルを公開し、研究や教育、金融など全産業分野で「エクサワン」によるAIモデルの導入を加速する予定だ。