中国代表コーチのアン・ヒョンス(ヴィクトル・アン)、中国と再契約の可能性提起=韓国報道(画像提供:wowkorea)
中国代表コーチのアン・ヒョンス(ヴィクトル・アン)、中国と再契約の可能性提起=韓国報道(画像提供:wowkorea)
今月末に中国ショートトラック代表チームとの契約が満了するとわかったアン・ヒョンス(ヴィクトル・アン)をめぐり、ある中国メディアが彼が再契約を通じて、コーチ職を引き続き務める可能性を提起した。

アン・ヒョンス(ヴィクトル・アン) の最新ニュースまとめ

 21日(日本時間)、中国メディア「シナスポーツ」は「ヴィクトル・アンがショートトラックの中国代表と再結合できる3つの理由があり、その場合、すでに中国に帰化したイム・ヒョジュンが最も喜ぶだろう」と伝えた。

 メディアはまず、アン・ヒョンスが最近、ライブ配信を通じて、イム・ヒョジュンなど他の選手たちと一緒に働きたいと明らかにしたことを第一の理由に挙げた。アン・ヒョンスは当時、中国代表復帰の可能性を尋ねる質問に対し、「イム・ヒョジュンらと同じチームでもっと働けることを望むが、休みながら決める」と答えていた。

 また、アン・ヒョンスが中国の様々なSNSに安着している点にも言及した。アン・ヒョンスが中国進出を知らせる映像をいくつかのプラットフォームで公開したのは、引き続き中国で活動したいという意味だという解釈だ。

 最後に最も重要なポイントは、アン・ヒョンスと「中国女子ショートトラック伝説」王濛との関係にある。王濛の推薦で中国代表チームと一緒に仕事ができるようになったアン・ヒョンスは王濛と依然として友好的な関係を維持している。韓国ファンがアン・ヒョンスを非難する時も、王濛は彼を支持した。

 さらに、アン・ヒョンスが韓国ショートトラックを離れてロシアを選択し、ロシア国籍まで取得した特別な経験も、中国代表チームに合流する可能性が高いと分析した。アン・ヒョンスに中国代表チームは「信頼できる家族」と表現したりもした。

 去る19日、アン・ヒョンスは中国メディア「JSTV」とのテレビインタビューで、「今後また機会があれば、イム・ヒョジュンらと同じチームでプレーできる時間がまた来るかもしれない。それはこれから休みながら決める」とし「(五輪は)とても幸せで、中国語が上達した」と伝えた。

 また、SNSでも「皆さん(中国チーム)と手を組んで歩いて行ける機会が与えられたのは光栄だった。わたしに対して関心を持って支援してくださったすべての方々にとても感謝している。初心を忘れない」と述べた。

 アン・ヒョンスと中国ショートトラック代表チームの契約は今月末で満了する。メディアはこれに先立ち、「アン・ヒョンスは契約満了後、家族のいる韓国に帰って休息期を持ち、次の計画を立てる予定だ」と報道したことがある。

 今後の去就について、アン・ヒョンスは確固たる立場を表明せず、言葉を慎んだ。しかし、中国代表チームでの生活に満足したような感想を残したアン・ヒョンスは、復帰の可能性を残したようだ。

 しかしこれを前に、中国メディアは「韓国から来た外国人で構成されたコーチ陣が北京五輪にふさわしいか」と問いかけ、「ショートトラック解説の帝王として好評を博した王濛を、再びショートトラック国家代表コーチに復帰させるべきだという声が出ている」と、アン・ヒョンスを含む韓国コーチ陣の成果に対して懐疑的な評価をした。

 また、今回の五輪期間中、アン・ヒョンスは「判定の問題が残念だ」との立場を明かしていたが、この投稿をSNSから削除した。自分の文章が記事になると、所属チームの中国を意識して負担を感じたようだ。

 彼はその後、中国メディアとのインタビューで「ありがとう」「コーチとして五輪をおこなえたのは光栄だった」と述べた。中国のネットユーザーらは「われわれの英雄」「中国代表を率いてくれたことに感謝する」「家庭的な男」と答えた。一方で、韓国のネットユーザーらは「ユ・スンジュンと何が違うのか」と、アン・ヒョンスの韓国入国に否定的な反応を示している。

Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 2