告別式で追悼の辞を述べる安氏=18日、天安(聯合ニュース)
告別式で追悼の辞を述べる安氏=18日、天安(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領選(3月9日投開票)の中道系野党「国民の党」候補、安哲秀(アン・チョルス)党代表の遊説用バス内で一酸化炭素中毒とみられる事故が起き、2人が死亡し1人が意識不明となったことを受け、選挙運動を中断していた安氏が2人の告別式が終わる19日午後から選挙運動を再開する。 事故は15日、中部の忠清北道天安市と北部の江原道原州市で起きた。天安市で発生した事故では党関係者と運転手の2人が死亡。原州市で起きた事故では運転手が意識不明となった。 安氏は18日に党関係者の告別式に参列。同日午後には運転手が入院している原州市の病院を訪れる。19日午前には死亡した運転手の告別式が営まれる。 党関係者は聯合ニュースに対し、「あす告別式が終わった後、午後から選挙運動を再開する」と明らかにした。 一方、安氏が保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長に提案した候補一本化を巡り、安氏陣営は世論調査方式の一本化について尹氏自らが答弁するよう求めている。国民の力の一部ではバス事故などを受け、安氏が一本化の提案を撤回し、大統領選から撤退する可能性があるとの見方も出ていた。
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