新型コロナ感染者が在宅治療中にサウナで倒れ死亡=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナ感染者が在宅治療中にサウナで倒れ死亡=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国のインチョン(仁川)市で新型コロナウイルスに感染した70代の男性が在宅治療中にチムジルバン(サウナ)で倒れ、その後死亡した。

18日仁川市と消防当局によると、15日午後2時52分ごろ、仁川市トン(東)区のチムジルバンで客の男性(75)が倒れたとの通報があった。

男性は現場に出動した救急隊により病院に運ばれ治療を受けたものの、16日午前に死亡した。死因は多発性臓器不全と新型コロナウイルス感染だった。

男性は11日に新型コロナウイルスの陽性判定を受け、「集中管理群」の在宅治療者に分類され、17日午前0時までの1週間、自主隔離しなければならなかった。

集中管理群は60歳以上と新型コロナウイルス経口用治療剤の投薬対象者で、各地方自治体により集中管理が必要と判断された人だ。50代の基礎疾患者と免疫低下者も集中管理群に含まれる。

男性は在宅治療期間中に特別な症状はなかったと伝えられた。チムジルバンで倒れた当日も在宅治療の医療相談支援センターが電話で体温、脈拍、酸素飽和度などを確認していたという。

現在、防疫当局は集中管理群に対し解熱剤、体温計、酸素飽和度の測定器、洗浄用消毒剤、自己検査キットなどが入った在宅治療キットを支給している。

しかし防疫当局は、男性が自主隔離中に無断でチムジルバンに行った事実を救急隊が連絡するまで知らなかった。救急隊は通報を受けチムジルバンに出動し、男性の保護者と通話したことで男性が感染者だという事実を知ったという。

政府は最近、オミクロン株の拡散により感染者が急増したことで、9日から感染者や濃厚接触者が自ら自主隔離するようにしている。

また位置情報システム(GPS)基盤の自主隔離アプリの使用を廃止した。ただ、感染者が無断外出した場合、1年以下の懲役刑または1000万ウォン(約96万円)以下の罰金刑を宣告される。

防疫当局関係者は、「男性が倒れる30分前に在宅治療機関が連絡したが、電話に出なかった」とし、関連指針はない状況だと話している。
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