旧日本軍による慰安婦問題の実状を把握し対応策を話し合う国際学術大会が、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で4日に開幕した。6日まで開催され、初日はNGO(非政府組織)関係者による討論、5日は慰安婦問題の研究を続けている各界専門家の討論、最終日は今後の法的対応に関する討論を中心に進行される。7月末に慰安婦決議案(HR121)が米下院を通過した際、先導に立っていたマイク・ホンダ議員も参加する予定で、閉幕レセプションを主催し決議案通過過程について説明するほか、今後の対策について論議する。
 この日は元慰安婦の女性が証言に立ち、17歳から5年間の慰安婦としての生活や、その後の人生について話した。またファレオマバエンガ下院議員が基調発言を通じ、「日本を非難することにとどまらず、さらに進展させて和解を引き出す方法について論じるときが来た」と述べ、ジュネーブ協定に明示された戦争捕虜の人権に関する条項のように、女性を性奴隷とするような行為を全面的に禁じる条項を加えるなどの対策が必要だと主張した。かつて南アフリカ共和国のマンデラ大統領が、迫害を受けながらも白人に対する悪感情を示さなかったことで指導力を発揮できたように、和解方法の研究も並行して進めなければならないと強調した。


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