16日、韓国のJTBC報道によると先月、チュンチョンナムド(忠清南道)アサン(牙山)のある道路で、配達のためオートバイに乗って走行中だったユン某氏(32)が、信号を無視したA氏の車にひかれる事故に遭った。
ユン氏は、赤信号にもかかわらずこれを無視して交差点に突進したA氏の車にはねられた。
ユン氏は2児の父親で、元体育館トレーナーだったが、新型コロナウイルスによって会員数が減り、経済状況が限界に追い込まれ、配達の仕事を始めた。仕事を始めてから2日後に事故に遭った。
彼は事故の衝撃で脳に損傷を受けたため、植物状態となった。
ユン氏の事情がメディアを通じて伝えられ、全国の体育業界従事者らがユン氏のために力を合わせた。彼らは約2300万ウォン(約220万円)の後援金を集めて、ユン氏の家族に渡した。
目を覚ますのが難しいだろうとされていたユン氏だが、1か月ぶりに意識を取り戻した。徐々に状態が回復し、子供たちとテレビ電話をするほど好転したようすだが、いつ全快するかわからないという。
一方、警察は先月、事故の加害者A氏を交通事故処理特例法違反で立件した。
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