オリオンのチョコパイは50年近く蓄積してきた独歩的な製造ノウハウとグローバル事業力をもとに、韓国・中国・ベトナム・ロシアなど国ごとの文化とトレンドに合わせた新製品を発売し続け、第2の全盛期を迎えている。
1974年に発売されたチョコパイは、国内での成功をもとに1997年に中国現地に生産工場を設立して海外進出を本格化させた後、ベトナムとロシア・インドに相次いで工場を設立するなど、グローバル市場を積極的に攻略してきた。2017年にグローバル研究所が設立されて以降、各法人の研究開発(R&D)力を統合し、各国の消費者と市場の特性に合った新しい味のチョコパイを毎年開発しており、現在は世界約60か国で計26種類のチョコパイが販売されている。
中国ではチョコパイイチゴが前年比58%成長し大きな人気を得た。食感を差別化したもちチョコパイとチョコパイバナナも好評で、2020年に続き2年連続で年間売り上げ2000億ウォン(約193億円)を超えた。
ベトナムではチョコパイの売り上げが前年比20%成長し、現地生産を開始してから16年間で年間売り上げ1000億ウォン(約96億円)を超えた。オリジナルやダークなど従来の製品が変わらぬ人気を得る中、モモ・ヨーグルトなど季節限定の製品を発売し、主な消費層として浮上している若い世代を攻略したことも功を奏した。
ロシアでは売り上げが前年比33%成長し最も成長が著しかった。お茶とケーキを一緒に楽しむロシアの食文化をもとに、2019年からは現地の消費者になじみのあるチェリー・ラズベリー・ブラックレーズンなどのジャムを活用した差別化された製品を持続的に発売し、多様な製品体制を構築したことが最も大きな要因となった。
現在、ロシアではオリオン法人の中で最も多い12種類のチョコパイを生産・販売している。
オリオン関係者は、「オリジナル製品のしっかりとした基盤の上に絶え間ない変身と新たな試みを加え、チョコパイがグローバル第2全盛期を迎えている」とし、「オリオンだけの差別化された製品研究開発および新規市場開拓に力を集中し、グローバルブランドとしての名声を保ちたい」と話している。
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