イーベスト投資証券は8日、「SKバイオサイエンス、最高の第4四半期を終えて、今は少し待つとき」というタイトルの報告書を出した。SKバイオサイエンスの第4四半期の売上高は4,509億ウォン(約434億円)、営業利益2,539億ウォン(約244億円)をそれぞれ記録した。これは前年同期比で573%と2,227%増加した数値だ。
カン・ハナ研究員は「第4四半期の好調は、△ノヴァバックス『ライセンスイン(License-In)』による原液の売上増加△アストラゼネカの原液および完成CMO売上実現によるもの」と診断した。
同氏はライセンスインのノヴァバックスの原液で生産した完成ワクチンに対するロイヤリティを受領することになったと説明した。
今年の業績見通しも肯定的だ。イーベスト投資証券はこの日、今年のSKバイオサイエンスの売上高は1兆5,250億ウォン(約1,467億円)、営業利益5,987億ウォン(約576億円)になると見通した。昨年の売上高9,290億ウォン(約893億円)、営業利益4,740億ウォン(約456億円)をはるかに超える金額だ。
同氏は「独自ワクチンGBP510の臨床3相が順調に進行している」とし「今年上半期の許可を目標にしている」と述べた。
ただし、独自ワクチンに対する過度な期待値は下げる必要があると判断した。同氏は「異種・同種のブースターショットの臨床が追加的に必要になった状況の中で、アップサイド(上方修正)は限定的であるという判断」と分析した。
同氏はこの日、mRNA(メッセンジャーリボ核酸)ベースのワクチンが商用化された当時に比べて、mRNAに対する信頼が高まり、変異株への対応に迅速に対処できるという仮定をベースに、GBP510の価値を9兆7,800億ウォン(約9,405億円)から2兆9,300億ウォン(約2,818億円)に下方修正した。
一方、イーベスト投資証券はSKバイオサイエンスに対する投資意見について「買い」を維持し、目標株価を従来の33万ウォン(約3万2,000円)から24万ウォン(約2万3,000円)に「下方修正」した。
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