2022北京冬季五輪で判定をめぐる議論が続いている中、日本でもスキージャンプの判定に不満が出ている。
NHKは11日(きょう)、スキージャンプ混合団体でスーツ規定違反で失格となった女子の高梨沙羅(25)が「ユニフォームの検査方法が違った」と話したと伝えた。
全日本スキー連盟(SAJ)は国際スキー連盟(FIS)にユニフォームの検査方法などについての意見書を提出する計画だ。
高梨は今月7日に行われたスキージャンプ混合団体で太もも回りのユニフォームが規定許容値より2センチ大きかったと指摘され、失格となった。一つの大会で同じユニフォームを着用したにもかかわらず、異なる判定を受けたのだ。
斉藤監督は「一般的には腕を体から30センチほど離した位置まで広げて検査を受けるが、高梨は万歳の姿勢で検査を受けた」と伝えた。
失格判定を受けた選手は高梨だけではない。ドイツのカタリナ・アルトハウス、ノルウェーのアンナ・ストローム、シリエ・オプセト、オーストリアのダニエラ・シュトルツの5人が失格判定を受けるという異例の出来事が発生した。
ドイツの放送局・ARDも「ドイツスキー協会(DSV)が現在、失格の見直しを求めている」と報じ、オーストリアの放送局・ORFやノルウェーの放送局・NRKも今後の対応に乗り出すことを示唆した。
失格となった国々は全て冬季五輪の強豪であり、FISと対立することになれば、スキージャンプの分裂へと飛び火する可能性も高いものと見られる。
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