韓国野党“国民の党”の安哲秀 次期大統領選候補(画像提供:wowkorea)
韓国野党“国民の党”の安哲秀 次期大統領選候補(画像提供:wowkorea)
韓国野党“国民の党”のアン・チョルス(安哲秀)次期大統領選候補はきょう(11日)「巨大両党候補のうち1人が当選すれば、大韓民国は今後5年間、政治的両極化で分離することになり、そのようになれば本当に重要な問題を解決することができなくなる」と訴えた。

アン候補はこの日の午前、オンラインにより開かれた米ハーバード大学ケネディスクールの外交政策セミナーに招請され「私だけが、もしくは第3党に位置している人だけが、両方を統合することができる」として、先のように語った。

アン候補は「韓国が経済規模に比べ政界の思考方式をみると、グローバルな視点のない人がほとんどだ」とし「そのため互いに相手だけをみつめ内部で争うだけで、世界がどのように変わっているのかについては非常に鈍感だ」と語った。

安候補は社会の両極化について「それが現在、大韓民国が解決すべき時代的課題だ」とし「いまや大韓民国は、両党体制から多党制へと移る時がきたと考える」と語った。

「多党制になるためには制度的基盤が必要だ」と主張したアン候補は、2つの案を提示した。

アン候補は「まず初めに、国会議員の選挙制度の変化だ」とし「現在は、両党だけがほとんど存在することを可能にする “勝者独占”の小選挙区制である。これをドイツ式の政党名簿比例代表制に変えたり、一つの選挙区から国会議員を3~5人ほど選ぶ中選挙区制に変えれば、多党制が可能となる」と語った。

つづけて「2つ目は大統領選挙の決選投票制の導入だ」とし「そうなれば、両統制の弊害をかなり減らすことができる」と語った。

アン候補は「両党にとって極度に有利な選挙制度下でも第3党を作り、これまで一生懸命努力してきた。今回の大統領選挙に挑戦したことも、そのような理由からだ」とし「私のロールモデルは、まさにフランスのエマニュエル・マクロン大統領だ。そのような国となるために、私なりに一生懸命努力していく」と語った。

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