11日、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)放送によると、米ランド研究所のブルース・ベネット上級研究員は「北朝鮮がミサイルを一度発射する費用は中距離1000万~1500万ドル、短距離300万~500万ドルと推定される」と明らかにした。
大陸間弾道ミサイル(ICBM)の場合、1回当たり2000万~3000万ドル(約23億~35億円)まで費用が上がると分析した
ベネット上級研究員はこれをもとに、北朝鮮が先月7回にわたり短距離10発、中距離1発の計11発のミサイルを発射した費用を計算した。飛行距離1800キロの巡航ミサイル2発は短距離に含まれた。
ベネット上級研究員は「ミサイル施設、発射台、人員は北朝鮮がすでに備えておりお金がかからないと想定して推算した」とし、実際の費用はさらに大きい可能性があることを示唆した。
VOAは、国際コメ基準価格であるタイ米価格が現在、米農務省基準で1トン当たり430ドル(約5万円)であるため、6600万ドルで米15万トンを買えると計算した。
北朝鮮の人口が消費する穀物量は1日約1万トンであり、ことしの北朝鮮の食料不足分は80万トン水準と予想される。
経済専門家ウィリアム・ブラウン元ジョージタウン大学教授は、「発射実験はミサイル開発の一部であり、ミサイルと核兵器プログラムに大きな費用がかかる」とし、「発射実験費用は全体の小さな部分に過ぎない」と指摘した。
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