アメリカとカナダの国境でワクチン接種反対デモ、フォード・トヨタに飛び火=韓国(画像提供:wowkorea)
アメリカとカナダの国境でワクチン接種反対デモ、フォード・トヨタに飛び火=韓国(画像提供:wowkorea)
カナダでのコロナワクチン接種反対デモが拡大し、自動車産業も打撃を受けている。

10日(現地時間)、アメリカのABC放送によるとワクチン接種義務化措置に反対するカナダのトラック運転手たちの道路封鎖デモがアメリカとカナダの国境地帯にまで広がり、フォード、トヨタなどの自動車生産に支障をきたしている。

アメリカの自動車メーカーのフォードは「部品が不足し、カナダ・オンタリオ州のエンジン工場を閉鎖し、組立工場も短縮運営するしかない」と伝えた。

フォードは「デモ隊がアメリカのデトロイトとカナダのウィンザーを結ぶ橋を塞ぎ、国境の両側にある全ての企業が被害を受けた」とし「今回の事態がアメリカとカナダの自動車企業に広範囲で影響を及ぼすため、早く解決してほしい」と声明を発表した。

トヨタは「アメリカからカナダへ部品が円滑に運送できず、部品の不足状態が続き、今週までカナダの工場3か所の運営を中断する」と発表した。

ワクチン接種の義務化に反対するトラック運転手は8日から、カナダのオンタリオ州と自動車工業都市デトロイトを結ぶアンバサダー橋を占拠している。アンバサダー橋は自動車部品の物流の主要通路だ。

カナダのトルドー首相は1月15日、カナダに入国するすべてのトラック運転手を対象にワクチン接種義務化措置を施行した。アメリカ政府もカナダとアメリカを往来するトラック運転手を含め、国境間を移動する際にワクチン接種証明書の提出を義務付けている。
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