シャネルコリアは9日、来月3月31日付でロッテ免税店、プサン(釜山)とシルラ(新羅)免税店、チェジュ(済州)ファッションブティックの営業を終了することを決定したと明らかにした。シャネルは、首都圏以外では釜山と済州の2か所で店舗を運営していた。
シャネルコリア側は「会社の全体的な経営安定性とスタッフらの状況を考慮し、熟考の末に下した決定」だと説明した。
ルイ・ヴィトンは先月1日に済州市内ロッテ免税店での営業を終了したのに続き、来月には新羅免税店済州店、ロッテ免税店釜山店、チャムシル(蚕室)ワールドタワー店からも撤退する。
有名ブランドの最近の相次ぐ市内免税店の営業中止は、コロナ禍の長期化によって外国人観光客が途絶えたことで不振に陥っているためだ。百貨店内のブランド各店では「オープンラン」といって開店前から列に並び、開店と同時に客がなだれこむなどの現象がよく見られるほど、ブランド人気は高い。そのため客のいない市内免税店よりも、百貨店や空港免税店の方に集中するものとみられる。
高級腕時計メーカーのロレックスは、昨年末にソウル、済州、インチョン(仁川)空港にそれぞれ1か所の店舗を残し、その他の韓国内免税店7か所の統廃合をおこなった。
シャネルコリアの関係者は「ソウル市内と空港での免税事業に集中し、シャネルをお求めくださるお客様へ最善のブティック経験を提供し、高級ブランドとしての価値を維持したい」と伝えた。
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