台湾とグアテマラの外相が電話会談…双方の関係強化で一致＝台湾報道

台湾の呉ショウ燮（ごしょうしょう）外相が8日、グアテマラ共和国のマリオ・ブカロ外相と電話会談を行った。

　外交部によると、呉外相は電話会談でブカロ氏の外務大臣就任を祝福。両国の協力関係を強化していくことを確認した。グアテマラ外交部も7日（グアテマラ時間）に現地新聞で両国の外相が両国関係や多国間関係について協議し、両国の協力関係強化による経済発展の促進などを確認したというメッセージを発信した。

　ブカロ外相は会談で「台湾・グアテマラ両国は自由民主主義という普遍的な価値観を共有しており、共通した理念を持つ国である。台湾によるグアテマラへの協力に感謝するとともに、さらに多方面で協力関係を深め、外交部間の交流も継続して行っていく」と述べた。

　呉外相はグアテマラが台湾の国際社会参加を支持していることに謝意を表した。それに対し、ブカロ外相は「これからも国際社会において台湾のために声を上げ、台湾の貢献とそれに相応する地位の必要性について理解を求めていきたい」と強調した。

　また、ブカロ外相はジャマティ大統領から蔡英文（さいえいぶん）総統及び台湾人民へのあいさつを伝え、蔡総統と呉外相のグアテマラ訪問を要請した。呉外相もジャマティ大統領とブカロ外相の台湾訪問を歓迎する意向を伝えた。