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文大統領「感染・隔離者の投票権保障を」 対策作り指示=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は8日、秘書官らとの会議で、3月の大統領選を巡り「新型コロナウイルスの感染者と自主隔離者のうち、投票が可能な場合は投票権が保障されるべきだ」と述べ、速やかな対策作りを指示した。青瓦台(大統領府)の朴ギョン美(パク・ギョンミ)報道官が書面で伝えた。 大統領選を巡っては、期日前投票日(3月4~5日)以降の3月6日から投票日の9日までの間に感染が確認された場合、自宅にいようが宿泊療養施設にいようが投票する手立てがないという懸念が広がっている。法律により感染者に特別外出が認められていない状況だが、自治体への事前申請が必要な居所投票(郵便投票)もできないためだ。居所投票とは、身体障害などにより投票所に行くのが難しい有権者が、自身の滞在する場所で郵便により投票できる制度。 感染力の強い変異株「オミクロン株」の広がりで感染者はこのところ急増しており、大統領選の当日に投票権を行使できない有権者が非常に多くなるとの指摘があり、与野党も先を争って対策を提示している。 中央防疫対策本部の本部長を務める鄭銀敬(チョン・ウンギョン)疾病管理庁長は7日に国会で、新型コロナ感染者の投票所での投票の可能性も排除せず、さまざまな方策を検討中だと明らかにしていた。