韓国焼酎の主原料が10年ぶり値上げへ=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国焼酎の主原料が10年ぶり値上げへ=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国焼酎の主原料である酒精価格が10年ぶりに引き上げられるのを受けて、焼酎の価格自体も値上げが避けられないとみられている。

7日、流通業界によると、焼酎メーカーに酒精を販売している大韓酒精販売(株)は、今月4日に酒精価格を2012年以来、10年ぶりに平均7.8%引き上げた。大韓酒精販売(株)は(株)眞露発酵など10の酒精製造会社が集まって作った会社だ。各社が製造した酒精を買い入れた後、各焼酎メーカーに販売する。焼酎メーカーは同社から購入した純度95%の酒精を希釈し、独自の焼酎を製造している。

課税酒精は200リットルあたり36万3743ウォン(約3万4000円)から39万1527ウォン(約3万7000円)で7.6%の引上げ、未納税・免税は35万1203ウォン(約3万3000円)から37万8987ウォン(約3万6000円)で7.9%引き上げた。

これによって焼酎自体の値上げも時間の問題だとみられている。焼酎の出庫価格は許可制から届出制に変更されたものの価格の敏感度は高く、税金の割合も高いだけに政府の顔色を見るしかないという見通しだ。

このほか、物流費用や人件費の上昇、新型コロナウイルスの影響で焼酎メーカーの業績不振も価格引上げの要因となっている。

酒精価格は商品価格に及ぼす影響が大きいため、引上げ幅を考慮しながら値上げの時期を各社とも熟慮中だとみられている。2008年と2012年の酒精価格引上げ時、多くの企業は1か月間以内に商品価格の値上げに踏み切っていた。

酒類業界の関係者は「酒精価格の引上げなどで商品の値上げ要因が発生したのは事実だが、実際反映するかどうかはまだわからない」と説明した。
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