韓国疾病管理庁の鄭銀敬庁長(画像提供:wowkorea)
韓国疾病管理庁の鄭銀敬庁長(画像提供:wowkorea)
韓国の防疫当局は「新型コロナウイルス感染症“オミクロン株”の拡散により、今月末頃には一日の新規感染者が13万人から最大17万人に達する恐れがある」という推測を、きょう(7日)明らかにした。

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韓国中央防疫対策本部のチョン・ウンギョン(鄭銀敬)本部長(疾病管理庁長)は、この日の定例会見で「疾病管理庁と国内外の様々な専門家たちによる新型コロナ発生予測の結果によると、高い感染力のオミクロン株の影響で、2月末頃における国内の感染者は13万人から17万人発生する恐れがあると推測している」と伝えた。

疾病管理庁のイ・サンウォン危機対応分析官は「今後の流行速度と拡散の可能性・感染の確率・予防接種効果などを総合したモデリングの結果だ」とし「複数の研究結果がどの程度まで一致しているかを精査してみたところ、ほとんどの研究者が13万人以上の新規感染者発生の可能性に同意している」と説明した。

また防疫当局は、韓国内のオミクロン株流行のピークが今月末になる可能性についても言及したが「確実な予測は難しい」と伝えた。

イ分析官は「国内外の予測機関によると、2月末がピークとなる可能性が存在していることも事実だ」とし「ただ変数が存在しているため、予測は可能だがそれを確認するのは困難だ」と語った。

このような見通しは、当初の予測値を超える規模である。

中央防疫対策本部は先月21日の短期予測で「オミクロン株の感染率をデルタ株の3倍と仮定する場合、新規感染者は2月中旬に2万7000~3万6800人、2月末には7万9500~12万2200人になる恐れがある」と予測していた。

しかし実際にはオミクロン株が韓国内で優勢株・支配株化したことで、予想よりもかなり速いスピードで感染者数が増加している。

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