韓国産業通商資源省の呂翰九 産業通商本部長(画像提供:wowkorea)
韓国産業通商資源省の呂翰九 産業通商本部長(画像提供:wowkorea)
韓国産業通商資源部(経済産業省に相当)のヨ・ハング(呂翰九)産業通商本部長は、供給網・デジタル・カーボンニュートラル(炭素中立)など新たな通商懸案と、WTO(世界貿易機関)の多国間体制回復などを論議するため、ヨーロッパに向かった。

特にブレグジット(英国のEU離脱)後、初めて英・韓の通商担当による会談を行ない、両国のFTA(自由貿易協定)改善交渉を推進する予定である。また主要な国際機関のトップたちと会い、韓国が先端・新技術分野で国際標準を先取りするための方案も模索する。

産業通商資源部は「ヨ本部長は英国および国際機関との通商協力強化のため、7~10日にロンドンとスイス・ジュネーブを訪問する」と明らかにした。

ヨ本部長は7~8日ロンドンで、英・韓FTA貿易委員会を開催する。両国はFTA改善交渉の推進計画を話し合い、両国間の協力拡大方案を模索する予定である。

またCPTPP(TPP11・環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)への加入に関する協議も行われる。英国は昨年2月にCPTPPへの加入申請をし、韓国はことし4月に加入申請書を提出するため内外の手続きを推進している状況である。

その後ヨ本部長は9~10日、ジュネーブでWTOとISO(国際標準化機構)・UNCTAD(国連貿易開発会議)・ITC(国際貿易センター)など主要な国際機関と多国間通商手続きの回復および国際標準協力方案などについて協議する予定である。

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