資産を定期預金へ…「逆マネームーブ」が発生=韓国(画像提供:wowkorea)
資産を定期預金へ…「逆マネームーブ」が発生=韓国(画像提供:wowkorea)
グローバル証券市場が力を発揮できずリスク資産を好む心理が崩れ、資金が安全資産に移行する「逆マネームーブ」の兆しが感知されている。

6日、金融圏によると、KB国民・新韓・ハナ・ウリ・NH農協など5大銀行の定期預金は先月末基準で666兆7,769億ウォンとなり、前月比11兆8,410億ウォン急増した。一方、同期間の信用貸付が2兆5,151億ウォン減少するなど、家計貸付残高が1兆3,624億ウォン減少した。

昨年、超低金利基調を壊して「借金」(借金から投資)に乗り出した韓国が、市中金利が上がったことで貸出金を返済して定期預金に乗り換えた結果だという分析だ。信用貸付金利基準となる銀行債(AAA・無保証)6か月物の金利は昨年8月までだけでも1%下がったが、今年1月1.6%ラインまで上昇し今月4日に1.624%を記録した。

証券信用取引融資残高も今月3日、21兆3,384億ウォンで昨年末より1兆7,502億ウォン減少した。昨年9月中旬対比では4兆ウォン以上減っている。株式貸借取引残高も先月12日、70兆ウォン水準から今月3日には68兆ウォンと2兆ウォン減った。有価証券市場で個人投資家たちが今月に入り売り優位に転換し、2日間で5,000億ウォン以上を純売却した。

一方、短期金融商品に投資する待期性資金性格のマネーマーケットファンド(MMF)設定額は先月末に158兆ウォンで昨年末より22兆ウォン以上に増えた。金融商品を買える証券会社の総合資産管理口座(CMA)残高も先月末は69兆ウォンで、2か月で4兆ウォン増えた。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 91