新型コロナ経口治療薬、50歳以上肥満も投薬対象に=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナ経口治療薬、50歳以上肥満も投薬対象に=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国では今後、50歳以上で肥満など50代の基礎疾患を持つ人も新型コロナウイルス経口薬を処方されることになる。

韓国中央防疫対策本部は4日、「7日からは60代以上及び免疫低下者に加えて50代の基礎疾患を持つ人まで、ファイザー社の経口治療薬パクスロビド投与対象を拡大する」と明らかにした。

基礎疾患の基準は、糖尿病、心血管疾患(高血圧など)、慢性腎疾患、慢性肺疾患(喘息を含む)、がん、肥満(BMI25以上)などだ。

中央防疫対策本部は「呼吸器クリニック、指定診療医療機関の市中の医院など、医療機関の拡大と、50代の基礎疾患者まで対象を拡大していることから、医師は治療薬の使用指針を遵守し積極的に治療薬を活用してほしい」と呼びかけた。

中央防疫対策本部のクァク・ジン患者管理チーム長は同日、ブリーフィングで「パクスロビドと同時に服用してはいけない薬を使う人はその薬を中止したり、代替薬を処方することでパクスロビドの服用が可能だ」、「飲み合わせの問題がなく、50代かつ基礎疾患があれば処方可能」と言及した。

パクスロビドの処方対象は当初65歳以上だった。しかし、実際には使用が進んでおらず、先月22日に60歳以上に変更された。先月14日の初の投薬以降、今月3日までに計1275人分の経口治療薬が使われた。具体的な内訳は自宅療養者961人、生活治療センター入所者93人、感染症専門病院入院患者221人などだ。今月3日午後6時30分時点で韓国国内に残る経口治療薬は3万595人分となっている。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 112