テドロス事務局長は、オンラインによるメディア会見を通して「オミクロン株が10週間前にアフリカ南部で最初に報告されてから、約9000万人の感染事例が報告された」と語った。これは、2020年全体の感染事例よりも多い数値である。
テドロス事務局長は「新型コロナに対する勝利宣言や、感染を防ぐ努力を放棄するのは時期尚早だ」とし「どのような国であっても『オミクロン株の症状が深刻でない』という理由で防疫を怠るのは懸念されることだ」と語った。
またテドロス事務局長は、新型コロナの拡散を防ぐために各国に対しワクチンを含めたあらゆる防疫措置をとることを改めて求め「オミクロン株の新変異株である “ステレスオミクロン(BA.2)”を含めた新たな変異株を引き続き追跡しなければならない」と強調した。
米国AP通信よると、WHOは「全世界6地域のうち、4つの地域で死者が増加している」と分析した。しかし英国やフランス・アイルランド・オランダなどを含めたヨーロッパの数か国は、ロックダウン(封鎖)措置を緩和している。
デンマーク政府も「新型コロナを社会的に致命的な疾病とはみなさない」として、ほとんどの規制を廃止した。フィンランドは今月中に、新型コロナの規制を終了する予定である。
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