小中高校生の5人に1人が、「時々またはよく」飲酒をしていることが分かった。「健康社会に向けた保健教育研究会」が1日、全国教職員労働組合保健委員会と共同で先月行った児童・生徒の飲酒実態調査の結果を明らかにした。調査対象は全国の小学生601人、中学生739人、高校生792人。
 それによると、酒を飲んだ経験があるかとの質問に対し、25.9%が「飲んだことはあるが今は飲んでいない」と答えたが、15.7%は「今もときどき飲んでいる」、2.7%は「よく飲んでいる」と回答している。「飲んだことはないが飲んでみたい」という回答も4.3%みられた。一方、半数近い48.5%は「酒は絶対に飲まない」と答えている。

 「ときどき飲んでいる」「よく飲んでいる」との回答は、高校生がそれぞれ29.0%と5.1%、中学生が10.7%と1.9%、小学生でも4.2%と0.5%みられた。飲酒場所については、飲酒経験者(944人)の32.0%が家と答えたほか、友達の家(16.0%)、遊興飲食店(13.7%)、その他(13.3%)、公園(6.6%)、カラオケボックス(5.3%)、放課後の校庭(2.2%)、インターネットカフェなど(0.3%)の順となった。特に高校生の飲酒経験者(520人)では19.6%が、遊興飲食店で酒を飲むと答えている。

 初めての飲酒時期は中学生(44.5%)、小学校高学年(22.2%)、小学校低学年(10.4%)、高校入学後(9.3%)、幼稚園(7.6%)など。酒をだれに教わったかは、両親などの大人(45.9%)が最も多く、友達が26.8%、周りの影響で自らが9.3%、兄姉や先輩からが6.0%、その他が6.0%などの順だった。

 こうした実態にもかかわらず、調査対象学生の32.6%は、酒と健康の影響、有害な店舗、飲酒予防法などに関する保健教育をまったく受けていないと答えている。別途で授業を受けたことがあるという回答は12.6%にとどまった。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.


Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0