「RCEP」が本日(2月1日)韓国でも発効された(画像提供:wowkorea)
「RCEP」が本日(2月1日)韓国でも発効された(画像提供:wowkorea)
世界最大規模のFTA(自由貿易協定)である「RCEP」(地域的な包括的経済連携協定)がきょう(1日)韓国でも発効された。

RCEPの発効により自動車・鉄鋼・部品など、これまでの輸出における主力品目に加え、ゲーム・映画などへと輸出の領域がより拡大するものと期待される。

RCEPは、世界の人口や規模・全世界のGDP(国内総生産)基準で3分の1に該当するメガFTAである。

RCEPにはASEAN(東南アジア諸国連合)10か国と、中国・日本・韓国・オーストラリア・ニュージーランドの非ASEAN国家5か国が参加している。このうち日本と韓国においてはFTAを結んでいないため、RCEPを通じた間接FTA締結効果も生じることになる。

商品の貿易における関税撤廃率は、韓・ASEAN間では国別に91.9~94.5%、日韓間では83%、韓国と中国・オーストラリア・ニュージーランド間では91%となる。

RCEPが発効されたことで韓国の商品輸出は拡大し、文化コンテンツなどのサービス分野まで海外進出の道が広がることになる。「日本においてはプラスチック・合成樹脂、中国は医療機器・映像機器部品、ベトナムは自動車部品・鉄鋼、インドネシア・タイ・フィリピンは文化コンテンツおよび流通分野で、韓国企業が恵沢を受けるだろう」と、韓国貿易協会国際貿易通商研究院は展望した。

Copyright(C) herald wowkorea.jp 96