尹錫悦、国民の力大統領選候補(画像提供:wowkorea)
尹錫悦、国民の力大統領選候補(画像提供:wowkorea)
大統領選候補の二者討論を事実上拒否したユン・ソンニョル(尹錫悦)国民の力(野党第一党)大統領選候補に対し、共に民主党(与党)は「準備ができていない候補だという事実を自ら告白したわけだ」と強く批判した。これに先立ち「討論資料なしに候補討論会をしよう」と先に主張した国民の力は「ネガティブなための資料を持ち込めないようにした」という理由で討論を拒否したが、共に民主党はこれについて「驚きを禁じ得ない」と指摘した。

共に民主党選挙対策委員会のチョ・スンレ(趙承来)首席報道官は30日「国民の力は結局、討論を拒否した。共に民主党は本日まで忍耐を持って交渉に臨み、『テーマを区分せずしよう、資料なしに無制限討論をしよう』という国民の力の要求をすべて受け入れたのに最後の段階でこれを拒否した」と明らかにした。

「国民の力は民主的意思決定どころか、日付と時間、方式、さらには裁判所の仮処分認容にもかかわらず、討論のすべてを自分たちで決定し、一方的に通報した」と述べた趙報道官は「『民生経済、外交安保、道徳性を論議しよう』と提案したのに、国民の力は『自分たちの言うべきことだけを言う』と拒否した。イ・ジェミョン(李在明)候補と共に民主党はテーマのない討論さえ太っ腹に受け入れた」と説明した。

続いて「ところが、最後の段階で尹候補と国民の力は拒否した。最初の交渉で国民の力は、候補たちが無資料討論を要求したのに、『ネガティブのための資料を持ち込めるようにしてほしい』と言葉を変えた」と述べた。

実際、共に民主党は国民の力が提示した討論会要求資料を公開し「国民の力が先に3無討論会を主張した」と述べた。確認すると、国民の力が共に民主党に伝えた文書には「文書や写真、メディアなどの資料は使用不可」と明示されていた。

趙報道官は「今後5年間、大韓民国をどう導いていくのか、政策とビジョンについて検証しなければならない討論会をひたすら(尹候補)本人がしたい中傷宣伝だけするとは、開いた口がふさがらない。歴代大統領選挙のどの候補が討論会開催をめぐり、ここまで国民をいらだたせただろうか」と批判した。

また「資料なしには討論できない、ひいては政策討論の代わりに本人が望む『ネガティブだけをする』という尹候補の発想には驚きを禁じえない。資料なしの無制限討論を拒否した尹候補は大統領選候補としての資格がない。国政全般についての勉強が全くできていない候補であることを自認したわけだ」と述べた。

「国民の知る権利を無視し、政策討論会を霧散させた尹候補と国民の力に警告する」と言及した趙報道官は「尹候補は7文字一句の不便な公約をただちに取りやめ、国民の前に自身の政策と哲学について詳しく明らかにする準備をしてほしい」と付け加えた。

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