27日(現地時間)、米ウォールストリートジャーナル(WSJ)によると、デンマークをはじめ米国、英国、スウェーデンなど少なくとも40カ国でBA.2の感染事例が出ていることが分かった。現在、韓国だけでなく日本・インド・香港・シンガポール・フィリピンなど、アジア圏でも海外からの流入などでBA.2が確認されている。
デンマークでは今月第2週、BA.2が優勢種となった。デンマーク保健当局によると、この株の伝染力はBA.1の約1.5倍と暫定的に評価されると、ブルームバーグ通信が報じた。
BA.2は一部遺伝子の変異によって、PCR検査で他の変異種と区別しにくいという。しかし、BA.1とBA.2の作用が実質的に異なるかどうかはまだ明確でなく、入院水準においては大差がないというデンマーク国策研究機関の初期分析もあるとWSJは伝えている。
米疾病対策センター(CDC)はコロラドなど一部の州でBA.2患者が出たことについて、「BA.2が数カ国で拡散しているが、非常に少ない割合だ。BA.2がBA.1より深刻だという証拠はまだない」と説明した。
WSJはこれと関連し、BA.2患者の割合や潜在的危険性について「まだ、きちんと知られていない状態だ」と報じた。ただし、米ロックフェラー大学のテオドラ・ハッジアヌ教授の話として、BA.1とBA.2は同じ系統で同じ時期に発生しており、約20個の突然変異が異なると明らかにした。
世界保健機関(WHO)は昨年11月、BA.1を「懸念される変異株」に指定したが、BA.2についてはこれといった動きを見せず、研究陣に綿密な追跡と研究を促している。
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