オミクロンより伝染性強い「ステルスオミクロン」危険性は?=韓国報道(画像提供:wowkorea)
オミクロンより伝染性強い「ステルスオミクロン」危険性は?=韓国報道(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルス変異株である「オミクロン」より伝染性が強いと知られている「ステルスオミクロン」が韓国でも確認された。ステルスオミクロンは、英国・インドなどでも確認されているが、危険性は不明であるというのが専門家らの意見だ。

27日(現地時間)、ウォールストリートジャーナル(WSJ)によると、米国ロックフェラー大学のウイルス学教授は、「ステルスオミクロン(BA.2)は、現在各国で拡大しているオミクロン(BA.1)と関連している。ステルス変異とオミクロンは、同じウイルスからの突然変異であり、ほぼ同時期に発生した」と述べた。続いて「ステルスオミクロンと既存のオミクロン変異は、スパイクタンパク質に違いがある」と付け加えた。

ステルスオミクロンは、現在、英国・デンマーク・インド・スウェーデンなど、少なくとも40カ国で確認されたとWSJは報道した。英国保健安全庁(UKHSA)は「オミクロンの下位亜種であるステルスオミクロンが、どこで初めて発生したかを明らかにすることは不可能だ」と伝えた。

ロックフェラー大学教授は「デンマークでは、ステルスオミクロン感染例がオミクロン感染よりも多く発見されている」とし「デンマークでは、ステルスオミクロンが優勢株になっている」と説明した。

ステルスオミクロン感染の症状について、オミクロンと実質的に異なるかどうかはまだ明確ではないとWSJは伝えた。専門家らによると、ステルス変異が他の変異株よりも伝染力が高いが、深刻な病気につながる可能性は小さいというのがWSJの説明だ。

デンマークの国公立セラム研究所は「分析結果を見ると、ステルスオミクロンとオミクロンの入院率の差は、ほとんどない」と伝えた。

米国疾病管理予防センター(CDC)は「ステルスオミクロンが世界的に拡散しているが、その変異株がオミクロンよりも深刻であるという証拠はない」とし「国内・外で発見される変異株について、観察し続けている」と明らかにした。

一方、ステルスオミクロンは韓国国内にも流入した。前日基準、海外から流入した感染者の4.5%は、ステルスオミクロン感染者であることが分かった。

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