韓国次期大統領選候補の尹錫悦氏(左)と安哲秀氏(画像提供:wowkorea)
韓国次期大統領選候補の尹錫悦氏(左)と安哲秀氏(画像提供:wowkorea)
韓国では、次期大統領選挙まであと40余日を残す中「最大野党“国民の力”のユン・ソギョル(尹錫悦)候補と野党“国民の党”のアン・チョルス(安哲秀)候補間における “野党一本化”の可能性がだんだんと低下している」との見方が出ている。

ユン候補の支持率上昇が続いていることから “国民の力”では「自強論」(他の政党との連帯なしに、独自で目的を達成できること)が力を帯びているためだ。一方、一時上昇していた支持率がここにきて10%前後にとどまっているアン候補側でも「完走論」(最後まで連帯なしに走り切ること)が根強い。今の状態で “野党一本化”交渉に乗り出すと「白旗をあげて投降した」とみられる恐れがある。

ユン候補側の内部では「自強論」派の立場が広がっている。以前は「統合」派の声も強かったが、最近ユン候補の支持率が40%台まで上昇したことから雰囲気が変わった。26日に世論調査企業“リアルメーター”が発表した調査結果によると、ユン候補の支持率は44.7%・アン候補は9.8%、与党“共に民主党”のイ・ジェミョン(李在明)候補は35.6%であった。

ユン候補側は「ユン候補とアン候補の支持率を合わせれば50%台となり勝利の可能性はかなり高くなるが、一本化交渉における “持ち株争い”などの陣痛を考慮すると、“3者対決”がベターだ」と語っている。

アン候補側も「アン候補を中心とした一本化でなければ、議論しない」という考えを固守している。

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