韓国の軍隊でもオミクロン株が猛威…新規感染者が過去最高

韓国の軍隊でも最近、新型コロナウイルス感染者が新たに160人発生した。軍内の新規感染者が100人を超えるのは今回が初めてだ。

韓国国防部（防衛省に相当）は26日午前10時基準の軍内の新型コロナウイルス累積感染者が4180人と集計されたと明らかにした。累積感染者のうち現在治療・管理中の人数は547人だ。

軍別では、陸軍の新規感染者が幹部15人、生徒8人、兵士55人、訓練兵22人、公務員1人の計101人で最も多い。

前日に32人の新規感染者が報告されたチュンナム（忠南）ノンサン（論山）の陸軍訓練所では、コホート（同一集団）隔離されていた訓練兵13人が追加で陽性判定を受けたと伝えられた。

また、海軍では幹部4人、生徒1人、兵士10人の計15人の感染が確認された。

空軍でも基本軍事訓練団に入所した訓練兵17人をはじめ、幹部5人と兵士6人の計28人の感染が確認された。

このほかにも国防部直轄部隊に勤務する幹部8人と兵士3人が新型コロナウイルス診断検査で陽性判定を受けたと、国防部が伝えた。

国内の新型コロナウイルス新規感染者のうち、ワクチン2次接種（ヤンセンワクチンは1次）まで終えてから2週間以上が経過した後に感染した、いわゆるブレイクスルー感染の事例は147人だ。

これにより、軍内の新型コロナウイルス累積感染者のうちブレイクスルー感染者は2312人（約55.3%）に増えた。