米国務省の報道官はこの日、北朝鮮のミサイル発射に関する韓国の通信社“聯合ニュース”との質疑で「その報道は知っている。韓国・日本とともに分析中だ」と答えた。
つづけて「我々の目標は、朝鮮半島の完全なる非核化だ」とし「具体的な進展を成すため、前提条件なしに真摯かつ持続的な外交に関与する準備が依然として整っている」と語った。
また「我々は外交に専念する一方、北朝鮮の大量殺傷兵器(WMD)と弾道ミサイルプログラムの進展を防ぐため、国際社会との協力の努力を続けていく」と語った。
北朝鮮はきのう(25日)の午前に飛翔体2発を発射し、韓国軍当局は「巡航ミサイル」と推定した。ただ「内陸で飛行したものと推定される」という言及以外に、発射の場所や時間・方向・射程距離などは「分析中だ」という理由で公開されていない。
北朝鮮のミサイル試験発射は、ことしに入り今回で5回目となる。ただ北朝鮮はこれまでの4回とは違い、今回は弾道ミサイルではなく巡航ミサイルを発射した。「弾道ミサイルの試験発射」は、国連安保理決議の違反事項である。
米国務省が、北朝鮮による「弾道ミサイルによる武力示威」の時とは異なり、今回「糾弾」の見解を盛り込まないのはこのためである。
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