旧正月連休を1週間後に控えた韓国では、オミクロン株が優勢株としてはびこり、新型コロナの一日の新規感染者数が3日連続で7000人を記録している。
専門家たちは「オミクロン株の拡散が本格化する今週から、1万人台の感染者が発生する恐れがある」とみて「全国の病院・医院を対象とした診断・治療のガイドラインが速やかに準備されなければならない」と強調した。
キム首相は今日の午後、政府のソウル庁舎で、先のような内容の旧正月連休特別防疫に関する国民談話を発表し、国民の積極的な協力を求めた。またオミクロン株の拡散が続いている中、旧正月連休を防疫の重大な山場とみて、改めて「移動自粛など、政府の強力な防疫対策にしたがってほしい」と訴えた。
キム首相は「旧正月連休に多くの人が地域間で活発な移動をし互いに会うようになれば、燃え上がる火に油を注ぐことと同じようになる」とし「本当に申し訳ないが、今回の旧正月も皆が安全と健康のために帰省を自粛してくださることを切にお願いする」と語った。
つづけて「昨年の秋夕(チュソク・中秋節)の時も連休が終わるや感染者数が38%も急増したことが、今でも鮮明に思い出される」とし「旧正月連休を安全に過ごしてこそ、我々はオミクロン株との戦いで勝利を確保することができる」と強調した。
特にキム首相は「本人や故郷のご両親が3次ワクチン接種を終えていないのなら、ご両親のためにも帰省は遠慮していただきたい」とし「療養病院や療養施設は旧正月連休期間、接触面会は禁止される」と伝えた。
またキム首相は「我々よりも先にオミクロン株を経験した国の場合、その割合が60%を超えた瞬間、感染者が急増する傾向が顕著に示された」とし「(オミクロン株は)その危険度が低いといっても、短い時間に感染者が急増すれば医療現場に負担がかかり過ぎることになる」と懸念した。
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