23日、中央防疫対策本部によると、同日午前0時基準の新規新型コロナ感染者は7630人と集計された。2日連続7000人台となり。先月15日の過去最多(7848人)に続く記録となった。
特に通常週末になると総検査数の減少により、感染者も減る「週末効果」が現れるが、今回は現れていない。実際、この日の疑い申告・臨時選別検査者数は約17万4000件で、前日(22日・23万7000件)より減ったが、むしろ感染者は大きく増えた。
オミクロン株全国検出率も12月第4週目から1.8%→4.0%→12.5%→26.7%、16~18日には47.1%と2倍ずつ高まっており、今週中の優勢種化が確実視されている。26日(25日集計値)には感染者が1万人前後と再び急増する見通しである。専門家らは旧正月連休明けに1日に最大3万人の感染者数を予測している。
これに先立ち、防疫当局はオミクロン株対応防疫体系への転換基準である国内(地域社会)発生新規感染7000人の突破を26日と予測していた。22日には国内発生感染者は6728人(全体7008人)と7000人を超えなかったが、この日は国内発生だけで7343人を記録し、当局予測より3日前に7000人を超えた。ただ、この時も当局は一時的ではなく平均傾向7000人になればという立場であり、今月末よりは2月初めに防疫体系転換が行われる見通しである。
防疫当局は、オミクロン株優勢地域である光州・全羅南道・平沢・安城など4地域で防疫体系を切り替える。爆増することが予想されるPCR検査量に備えるため、高危険群を中心に力量を集中し、地域の病・医院治療体系を活用する。これらの地域でPCR検査を受けるためには、自己検査キットまたは迅速抗原検査で陽性が確認されなければならない。
具体的には、家や選別診療所内で自家検査キットで検査したり、呼吸器専門診療所を訪問し迅速抗原検査を受けた後、陽性が確認されたら、該当機関でPCR検査を進行する。呼吸器専門診療所利用時には診察料5000ウォンを支払わなければならない。「防疫パス陰性確認書」を受けるための検査は、選別診療所で自己検査キット検査をしなければならない。防疫当局は4地域に対し、25日までに自己検査キット1万2000個を一旦配布する。
これとともに低調な飲むタイプの治療剤の使用率を高めるため、適用対象も大幅に増やす。今月13日から始まった飲むタイプの治療剤は20日までに109人にのみ投薬された。同日、中央災害安全対策本部第1統制官は「65歳以上の感染者数が徐々に減っており、投薬件数が多少少ないのは事実」と改善案を設けた。
代表的には投薬対象年齢を65歳から60歳に下げる。投薬対象機関も生活治療センターの入所者と在宅治療者から療養病院と老人療養施設に拡大する。29日からは感染病専門病院にも飲むタイプの治療剤を供給する。防疫当局は30%程度、投薬対象が増えると予測している。
さらに、現場で医療陣が投薬可能かどうかを確認できるよう、「医療機関診療支援システム」で診療履歴と腎機能情報などを追加し、今週中に全国で施行する予定である。
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