英国「ゴミ無断投棄」との戦争宣言…「麻薬犯罪」と同一視

英国の環境当局は「ゴミの無断投棄」に対して「麻薬犯罪」と呼び、完全退治を目標に「戦争」を宣言した。

20日（現地時間）英BBC放送によると、英環境庁は「あらゆる廃棄物をデジタル追跡システムに登録した後、処理するようにする方法を導入する」など、ゴミの無断投棄根絶に本格的に乗り出した。

英国政府が準備しているこの改革案は、イングランドをはじめとしてスコットランド・ウェールズ・北アイルランドなどの自治政府のある地域を含めた英国全域に、共通して適用される予定である。

英国環境庁長は「改革案を通して、英国のゴミ運送・仲介業者登録制度の欠点を解決することができる」とし「ゴミの無断投棄などの廃棄物犯罪は、新たな麻薬犯罪と同じだ」と力説した。

この改革案が最終導入されれば、廃棄物を処理しようとする全ての人は該当物品を必ず政府のデータベースに登録しなければならない。登録された廃棄物は廃棄の全過程が追跡され、誰が廃棄物を捨てどのような過程を通して処理されたのか確認できるようになる。

2020～2021年に英国で摘発された廃棄物の無断投棄事件は113万件で、1年前と比べて16%増加している。